2005年読書感想文

ここ数年海外のミステリーを多く読んでいます。読んでいると言ってもとても短い通勤時間と
ランチタイム、時には夜寝る時間を惜しんでという程度ですので、年間30冊行けばすごい方だと
思います。一度かなり意地になり、1ヶ月で20冊を読んだら、具合が悪くなりました(!)
また、他の事をしていると本は読めません。例えばケーキやパンに夢中になっている時、ギターや
アルパに夢中になっている時です。今年は特にアルパを習い始めたため読書量が減っている気がします。
最近面白い本にもなかなか出合えず、それも読書が減っている一因と言えるでしょう。目が悪く
なってきたのも原因の一つです。 面白い本がありましたら、メールでお知らせください。

オリガ・モリゾヴナの反語法 
米原万里 
この本を読み始めた10月の半ばから2ヶ月間、あまりの忙しさになかなか本を読めず、やっと読み終わりました。実はこの本は大変良い本です。読み応えがあり、またソ連の粛清の歴史や民族の特徴などが生き生きと描かれています。数年後にもう一度読んでみたい本です。
悪の対話術 福田和也 トイレットペーパーの端を折るかどうかが議論になったブログで紹介されていた本です。この本にはトイレットペーパーの端を折る事に関する情報がほんの数行書かれていますが、それ以外の部分も大変勉強になりました。自分が如何に子供っぽい対話術を使っているかという事に今頃気づかされました。
サマワのいちばん暑い日  
イラクのど田舎でアホ!と叫ぶ

宮嶋茂樹
私と同じ年の報道カメラマン不肖宮嶋(さん)が書いたサマワの自衛隊の様子です。昨年イラクで亡くなった橋田さんの本の対談の所にも出ていました。戦場を取材するカメラマンはすごいと思っていましたが、橋田さんの本で衝撃を受け、宮嶋さんの本で、「えーあの時あそこにいたの?」とまた思いました。自衛隊が現地にお金が落ちるようにしているという事も初めてわかりました。また橋田さんに最後にあった日本人が宮嶋さんだったということも印象に残ったエピソードの一つです。今はどこで何を取材しているのでしょうか?
半落ち 横山秀夫 東京駅構内の書店で文庫になって出版されているのを見つけ、他の読みかけの本は無視して購入しました。さすがにベストセラーで面白かったのです。最後まで全然展開が読めず、一生懸命読むことが出来ました。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 
身近な疑問からはじめる会計学 
山田真哉 
とても読みやすく、また内容も大変面白い本でした。いちいちなるほどーと思うような内容です。同様の考え方をすると色々な事が理解できて楽しめると思いました。
外資な人たち ある日外国人上司がやってくる  楡周平 私の会社はもともと外資ですが、ある日日本人の社長が辞めたためにアメリカ人の社長がやってきました。それでこの本を買ってみましたが、この本には日本企業がある日突然外資になった場合の社員のとまどいや日本とアメリカのビジネスの違いなどが書かれています。
痕跡(上)(下)パトリシア・コーンウェル スカーペッタという検死官の登場するシリーズです。毎回結構どろどろしていますがこの本は割りとすっきりしていたという印象です。スカーペッタは好きなので、次の本が出たらまた購入して読むつもりです。
虚貌(上)(下) 雫井脩介 初めの方に起こる事件の描写が非常にショックでした。読み終わってしばらくしたらドラマ化の話が出て、本が大々的に売り出されました。ドラマはいまいちでした。やはり初めの事件の部分はあまりにもひどくて、映像に出来なかったのだろうと思います。読むのをやめられず、夜中まで読みました。
石の猿 ジェフリーディーファー これもまた証拠を集めて分析する主人公のシリーズものの4冊目です。日本ではなかなか文庫にならず、古本を購入してハードカバーで読みました。この続きが出ているのですが、古本がまだ出ていないので、続きを購入していません。
ビールと古本のプラハ 千野栄一 プラハに行きたいと思い、プラハ関連の本を沢山買いましたが、その中の1冊です。プラハにあるビアホールに詳しくなりました。とても読みやすい文体で、プラハの革命の前後の様子の違いや、街の様子などが印象的でした。チェコ語の勉強をしてみたいなと思いました。
ダーリンの頭の中 小栗佐多里 ダーリンシリーズで出版されている本の続きかと思ったら、もっと理屈っぽい本でそういう内容が好きな人には嬉しい本です。日本語のルーツとか、言葉のしくみとか私には興味深い内容でした。半分は漫画だし。
本棚探偵の冒険 喜国雅彦 古本収拾をしている作者の古本生活を描いた本で、私の知らない古本収拾家の事がとてもよくわかりました。また内容がとても面白く、古本に対する認識が変わりました。
ヴァイオリン愛はひるまない 黒沼ユリ子 プラハからメキシコに行って、メキシコでヴァイオリンの学校を開いている女性の自伝です。丁度プラハとメキシコに興味を持っていたときだったので、すぐに購入。大変面白い本で、あっという間に読み終わりました。
報復 ジリアン・ホフマン 新人作家の推理小説ということで書店のオススメ文庫になっていたので、読んでみました。結構ドロドロした内容でしたが、最後まではらはらしながら読むことができました。ストーリーもよくできていると思います。
猫は川辺で首をかしげる リリアン・J・ブラウン この本はシャム猫ココが活躍するシリーズで、1巻目からずっと読んでいます。猫の飼い主のクィラランに是非あってみたく、またミステリーなのですが、読むとほのぼのとした気持ちになれるのです。
僕のなかの壊れていない部分 
白石一文
この本は私には合いません。読んでいてつらくて仕方ありませんでした。子供を保育園にあずけて働く女性に対する偏見もちょっとねー。
笑う警官 
マイシューヴァル・ペールヴァルー
インターネットで見つけた面白い本というページに紹介されていた本です。アメリカの最近のミステリーのようにどろどろしていなくて、確かに面白い本でした。
フリーダカーロ引き裂かれた自画像 
堀尾真紀子
メキシコ紹介のページで見つけた本です。このような画家がいたこと、またその画家の生涯や作品に興味がわき、この本に紹介されている絵を是非見に行きたいと思いました。
歌は恋人ピアノは亭主 
板井貴子
現在歌を習っている先生の書いた本です。この本は先生の人柄が良く出ていてまた音楽の発表会の裏側が良く分かり、生徒さんと先生の面白いエピソードも紹介されています。あっという間に読んでしまいました。
猫は銀幕にデビューする リリアン・J・ブラウン これもココシリーズです。昨年読書をサボっている間に次々出版されていました。クィルに会いたくて、つい読んでしまいました。今回の話は最後の方がちょっとわかりにくかったと思います。
99%の誘拐 岡嶋二人 久しぶりに面白い本でした。「この文庫がすごい」1位を取った本だけあります。